2024年7月26日から開幕するパリオリンピックに公式種目に加わったブレイキン。
日本代表は、男女それぞれ2名ずつ、合計4名が選出されました。
ブレイキン?どんな競技?
オリンピック関連のニュースで、初めて知った人もいるのではないでしょうか。
筆者もその一人です。
公式のルールを知っていると、応援にもさらに熱が入りますよね。
ということで、今回はブレイキンのルールや採点方法、また日本代表選手についてわかりやすくまとめました。
※パリオリンピックの現地時間は7月26日~8月11日ですが、日本時間は7月27日~8月12日になります。
ブレイキンとは?
ブレイキンとはブレイクダンスとも言われています。
音楽に乗せて身体のあらゆるところを使って、回ったり、跳ねたりとアクロバティックな動きを取り入れたダンスです。
ダンスなので音楽や表情、見せ方など様々な表現力やセンス、キャラクター、そして新しいものを作り出す創造力など様々なことが問われます。
ブレイキンってブレイキングダンスのことだったんですね!
頭だけを床につけてスピンしてるところをみて、自分の全体重が頭にかかっているのに痛くないんだろうか?とか首、大丈夫って思ってました(笑)
組体操で逆立ちすらできなかった筆者にとっては、片手で体を支えるところとか、アクロバットな動きがとてもじゃないけど、人間技とは思えないです!
ブレイキン公式ルール・採点基準
・1対1で交互に踊る「ソロバトル形式」
・DJが流す即興の音楽に合わせて2~3ラウンドずつ踊る
・9人の審判がラウンドごとに評価し、5人以上に支持された選手がそのラウンドの勝者
・選手は男子が「B-boy」、女子が「B-girl」と呼ばれ、オリジナルのダンサー名で活動
・技術、技の多様性、独創性、完成度、音楽との調和の相対評価
・オリジナリティのあるダンスで、難易度が高い技を決めたり、披露する技が多いと得点が高くなる。
・音楽とマッチしているかなども考慮される。
という感じでしょうか。
基準に関してはフィギアスケートとかシンクロナイズドスケーティング、体操あたりと似ているように感じました。
球技や陸上などと違って審査員によって採点基準が全然違うみたいなことがあるので、今の演技最高だなって思っても不服な判定になってしまわないか気になります。
エネルギーとか表現力とか全体のパフォーマンスの質の感じ方って人ぞれぞれなので難しい所ですよね。
日本代表選手(女子2名・男子2名)
湯浅亜実選手(AMI)
生年月日:1998年12月11日生(25歳)
出身:埼玉県
出身大学:駒澤大学
実績:2018年の国際大会で初代女王
世界選手権⇒2019年金メダル、2021年銀メダル、2022年金メダル
4歳年上の姉(Ayu)の影響で、小1からヒップホップダンスを始めたそうです。
その後、ブレイクダンスに出会い、実績を積まれています。
毎年メダル取得ってすごすぎませんか!?
福島 あゆみ選手 (AYUMI)
生年月日:1983年6月22日生(41歳)
出身:京都府
出身大学:平安女学院高校
実績:世界選手権⇒2021年金メダル、2022年銅メダル、2023年銀メダル
福島選手もブレイキンを始めたきっかけはお姉さんの影響だそうです。
競技歴は20年とのことで、現在41歳で大活躍しています。
筆者は普段の生活でも、年のせいで体力なくなってきたなとか感じているのに!?!?
あんな高度なダンスができて、オリンピックにまで出場するなんて年齢を言い訳にしてはダメですね(笑)
半井重幸選手/Shigekix(シゲキックス)
生年月日:2002年3月11日
出身:大阪府狭山市
出身大学:大阪学芸高校
実績:世界選手権⇒2022年銀メダル、2023年銅メダル
大能寛飛選手/Hiro10(ヒロト)
生年月日:2004年12年3日生
出身:石川県金沢市
出身大学:北陸学園高校
実績:2024年全日本選手権2位
ほかの経歴を調べてみましたが、世界選手権のような大きな大会にはこれまで出ていなかった可能性が高いです。
祖母が能登半島地震で被災し現在も避難所で生活を送っているんだそうで、インタビューで「自分のしたパフォーマンスで石川県にエールを送りたい」と語っていました。
放送日程・時間
8/9と8/10がブレイキンの競技実施日となるようです(パリ時間)
8/11が閉会式なので、ほとんどの協議でメダルの行方決まっている終盤に実施されます。
まとめ
2028年ロサンゼルスオリンピックでは、競技種目から外れるようなので、今回のパリオリンピックでしかみることができません。
初種目となる、ブレイキンの行方を見るのが楽しみですね!
コメント