こんにちは。
「進撃の巨人」が2023年11月にアニメで最終回を迎えてからも、2024年1月に10th Anniversaryのフェスがあったり、2024年11月8日には 完結編が劇場版「進撃の巨人」として上映が決定したり…。
あの完結編を映画館で観れるなんて、今から公開日が待ち遠しいですね!
映画館で地鳴らしを「体感」できるとかエグイ(笑)
まだまだ冷めやらぬ進撃熱ですが、そんな中「進撃といえば?!」と質問があればの回答上位に食い込むであろう「Linked Horizon」の進撃ベストアルバムが2024年8月7日に発売されました!!
今までリリースされた楽曲がリマスタリングされ、厳選された曲が物語の時系列に沿って収録されていますが、筆者は今回受注生産限定の特装盤を購入いたしました。
集大成にふさわしいベストアルバム、そしてボーナストラックである新楽曲「私が本当に欲しかったモノ」について書いていきたいと思います。
【進撃の記憶】収録曲
1. 紅蓮の弓矢(TVアニメ「進撃の巨人」Season1 前期オープニング主題歌)
2. 14文字の伝言
3. 最期の戦果
4. 自由の翼(TVアニメ「進撃の巨人」Season1 後期オープニング主題歌)
5. 双翼のヒカリ
6. 彼女は冷たい棺の中で
7. 心臓を捧げよ!(TVアニメ「進撃の巨人」Season2 オープニング主題歌)
8. 神の御業
9. もしこの壁の中が一軒の家だとしたら
10. 黄昏の楽園
11. 革命の夜に
12. 暁の鎮魂歌 (TVアニメ「進撃の巨人」Season 3 Part.1 エンディングテーマ)
13. 憧憬と屍の道(TVアニメ「進撃の巨人」Season 3 Part.2 オープニングテーマ)
14. 13の冬
15. 最後の巨人(TVアニメ「進撃の巨人」 The Final Season 完結編(各話版)オープニングテーマ)
16. 二千年… 若しくは… 二万年後の君へ・・・(TVアニメ「進撃の巨人」The Final Season 完結編(後編)主題歌)
<ボーナストラック>
私が本当に欲しかったモノ ※〈特装盤〉(PCSC受注生産限定) のみ収録
さくら
今までにリンホラの進撃関係ではシングル4枚、アルバム1枚が発売されていますが、 「最後の巨人」と「二千年… 若しくは… 二万年後の君へ・・・」はリリースされてから配信サイトのみでした。
この2曲は今回のベストアルバムが初の円盤化になります。
過去発表曲で、今回のベストアルバムに入っていない曲は以下の4曲です。
・二ヶ月後の君へ
・紅蓮の座標(『劇場版「進撃の巨人」前編~紅蓮の弓矢~』主題歌)
・自由の代償(劇場版『進撃の巨人』後編〜自由の翼〜」主題歌)
・ 青春は花火のように(進撃の巨人中学校のオープニング曲)
この4曲はアルバム「進撃の軌跡」に収録されていますが、「青春は花火のように」は初回限定盤のみのボーナストラックです。
「二ヶ月後の君へ」は鎖地平団のRevo団長から、エレンへ向けたメッセージソングのようなものなので直接進撃のストーリー内容が盛り込まれている楽曲ではない。
そのためベストアルバムからは外されているのかと思いますが、筆者にとっては曲調含め大好きで、自分の中で上位に食い込む楽曲です!
キャラクターイメージソング
「私が本当に欲しかったモノ」はあるキャラクターのイメージソングになるのですが、そもそもベストアルバムの中には進撃の巨人公式公認の非公式キャラクターイメージソングがあります。
各楽曲と、どのキャラのイメージソングなのかを簡単にまとめてみました。
14文字の伝言
エレンの母親、カルラ・イェーガー
今までどんなことを考えて生きてきて、エレンを産んだことで自分にとってどんな日々を送ってきたのか。
巨人に襲撃され、最期の瞬間を迎えるとき「行かないで…」と呟いた彼女は最期に何を思ったのか…。
そういったテーマでRevoさんの解釈で曲として描かれています。
涙なしには聞けない1曲です。
最期の戦果
調査兵団の1人、イルゼ・ラングナー
アニメ本編では採用されておらず、OVAムービーの一端として公開されたサイドストーリー的な(コミックスでも12巻の限定版のみに収録されている)物語の中のキャラ。
仲間とはぐれ、一人走りながら調査記録を手帳に書き記していくイルゼの隣り合わせの緊張感や巨人と対話した驚嘆や歓喜、その後に冷静さを取り戻したり、巨人にこの世から消え失せろと怒りをあらわにしたり。
イルゼの不安定な心の機微を、描き出しています。
サイドストーリー的な立ち位置ですが、『進撃』の世界を象徴する重要な物語でもあると思います。
双翼のヒカリ
リヴァイ班に所属する女性兵士、ペトラ・ラル
ペトラが直接リヴァイへの想いを吐露するシーンはありませんが、ペトラの気持ちはこうであったかもしれない。
そして、彼女はリヴァイのことをこういう人間だと思っていたのかもしれない。
そう思える1曲になってます。
彼女は冷たい棺の中で
女型の巨人、アニ・レオンハート
自分のやっていることが間違いかもしれない。
でももう一度父親に会うために、責務を全うして故郷に帰ることを目標に。
最初は
「父の、いや私の人生を間違っていたとは誰にも言わせない!」
という気持ちから、エレン達と接するうちに
「父の、いや私の人生は間違っていたのか…誰にもわからない」…と。
戦士としてパラディ島に送られたアニですが、それまでの自分の生き方・人生の選択肢の中でやりたくなくても、こうするしかなかったというような自分の行動についての想いや苦悩がうまく表現されているなと、思います。
13の冬
ミカサ・アッカーマン
この曲はミカサ役の声優石川由依さんが歌っている、正真正銘!?ミカサの曲です(笑)
私が本当に欲しかったモノ
歌詞
気付けば私には…家族がいなかった…
アイを知らなければ友もなく…
このカラダさえ誰かの≪家畜的所有物≫だった…
何時しか私から…言葉が奪われた…
ジユウを知らなければ自己もなく…
このココロなど誰かの≪奴隷的所有物≫だった…
けれど――
嫌だ…私は…生きている…
奪われる…だけの…命だなんて…
私が欲しかったのは―― アイ? ジユウ?
それとも…
あぁ…
土を捏ねれば…何かが生まれたけど…
無知な私じゃ…ソレを作れない…
ねえ…
君ならわかりますか?
私が本当に欲しかったモノと…
その名前が――
この曲のキャラは…
始祖ユミルで間違いないと思います。
ユミルは初代フリッツ王の奴隷だった。
エルディアが他族から領土や人民を確保する略奪民族であり、年端もいかぬ少女ユミルも親を殺され舌を引き抜かれ、奴隷として強制労働を課せられていた描写があること。
豚を逃してしまった罪を問う初代フリッツ王に対し、他の奴隷達は迷うことなくユミル・フリッツを指差す。
ここまでのユミルの生きざまが、歌詞の冒頭の内容と一致しています。
土を捏ねれば~のところも瀕死のジークのカラダをつくって救っていますし。
この時点で、進撃ファンのみなさんもピンっときていますよね。
罰として王から自由という名の追放を言い渡され、野犬や同族達に追われて重傷を負う最中、大樹の洞に落ちて脊髄や木の根に似たなにか、有機生物の根源=光るムカデと接触した事で巨人化を果たす。
以降、フリッツ王に言われるがままエルディアの領地を拡大し、巨人の力を欲した王の妻とされ、三人の娘(長女マリア、次女ローゼ、三女シーナ)を産み、敵国マーレと戦う。
そしてある時、投降した敵が謁見した際、隠し持っていた投げ槍でフリッツ王を襲い、ユミル・フリッツは身を挺してフリッツ王を守った。
致命傷を負ったユミルに三人の娘たちが泣きすがる中、フリッツ王はさっさと傷を治して起きて働けと命じ、「我が奴隷ユミルよ」と呼びかけた。
この期に及んでも奴隷としてしか認識されていない事実に絶望し、生きる意志をなくしたことで、巨人の力で回復することなく息絶えた。
フリッツ王からのアイが欲しかったのか。
フリッツ王のことや敵国マーレのこと、巨人のことなど全てのことから自由になりかたっかのか。
アイ、ジユウ以外にユミルが欲しかったものはなんだと思いますか?
まとめ
Revoさんがいつも言われるように「解釈は人の数だけある」
10人いれば10通りの答えがあると思います。
(いや、わたし1人でも2~3通りの推測があったりもするので、それ以上ですね😅)
筆者はRevoさんが楽曲を手掛けるからという理由で、進撃の巨人を見ることになったのですが、改めて、進撃の巨人の物語の深さを痛感しました。
アニメをみて、漫画を読んで、リンホラの楽曲を聞いてのループはまだまだ続きそうです( ´∀` )
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